海氷シャーベット装置

海氷シャーベット装置 

 海水は一般的には約マイナス2度が凝固点で、マイナス3度で体積が最大となります。
 鹿渡島定置では、このマイナス2度でシャーベット状になった海氷シャーベットを使って 魚をしめています。


急速冷却による鮮度維持

海氷シャーベットによる沖絞め 

 一般的に使用されている『冷海水+氷』では、氷点下(0度以下)まで水温を下げる事が困難です。 海氷シャーベットは、マイナス2度と温度が低く従来の倍以上の早さで魚を冷却する事が出来ます。 これによって、魚を今まで以上に新鮮な状態で出荷する事が出来ます。

塩分濃度が下がらない

 海中に生息する魚介類にとって、鮮度としめた後の塩分濃度には密接な関係があります。
 冷却に水道水などから作った氷を大量に使用すると、氷が溶けて冷海水の塩分濃度が下 がってしまいます。その塩分濃度の低い冷海水を使用すると、魚の体内の塩分濃度が下が り、鮮度が落ちてしまいます。海氷シャーベットを使用する事で、魚の塩分濃度が維持さ れ、鮮度が高いまま出荷できます。