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石川県は能登半島の真ん中に田鶴浜町という六千人足らずの小さな町があります。その六千人の町になんと50軒もの建具屋が毎日毎日こつこつと建具を作っております。360年も前からこの町ではこつこつ こつこつと毎日毎日 親方から弟子へとその技術は受け継がれ、石川県はおろか お隣の富山県、福井県、遠くは近畿、東海にまで出荷されております。 その50軒あまりの建具屋のなかの一軒に生まれ育った“きたろう”が (もちろんハンドルネームです。覚えやすいでしょ!)(木製建具1級技能士)曾爺さんの名前から取りました(のんべえで、仕事しない人だったそうです┐('〜`;)┌) 建具製作で培った技を建具だけじゃもったいない!というわけで みなさんの身近な木工品にも応用してみようとはじめたページです。 |
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建具屋(けっして“けんぐや”とは呼ばないでくださいね)「たてぐや」と読みます。 よく家具屋さんともごっちゃにされます が 建具とは本来 障子戸、ガラス戸、襖戸などを指すもので 建物の部品のひとつです。ですから模様替えの度に あっちへやったり こっちへずらしたりできるものではありません(微妙に寸法 傾きが違います。) それと動くものですから メンテナンスも必要です。(これが大事) 木工屋さん・・・・木製の工作物を作る人全般を指す言葉ですが アマチュアから プロまで その境目がはっきりしません。もちろん家具屋さんも入ります。お土産品などの安価な物を作る人から 日展や現美展に出品する超高価なものを作る人まで色々です。 じゃあ建具屋は?っと聞かれると そのいちばんの特徴は ずばり!“組子細工”でしょう 色々な木工雑誌や 作品集を見ても組子細工が施してある木工品はめったにお目にかかりません。 組子細工 は手間がかかることと 組子細工を習得する職人の減少からその価値はますます高くなってゆくと考えられます。 なお 組子だけを専門に作る 組子細工師と呼ばれる人もいます。 その日の湿度まで計算に入れて3/1000ミリ単位の仕事をします。 素人では説明されてもその仕事の違いがわかるかどうか?・・・・ |
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建具に入れると高価になりがちな組子を 身近な木工品に応用して 気軽に使っていただこう と思っています。今後の商品開発にご期待を! |